長時間労働はいけないのか?
まさかの深夜更新です。なぜなら、仕事が終わったのが午前2時40分だったから!このテーマでブログを書くのにぴったりですね(笑…えない)。
グラフィックデザイナーという仕事柄、残業は当たり前です。最初の会社では朝から朝まで仕事していました。本当に、いつ寝ていたのだろうか…。
あれから十数年…私は「一刻も早く家に帰りたい人」になりました。社会に出て2社目である前職場、ハリスンさんと出会った会社で私の仕事に対する価値観がガラッと変わったのです。私はそこで「残業しなくてもきちんと仕事ができる」ということを身をもって知りました。
長時間労働をする理由はそれぞれだと思います。自分から好んでする場合もあれば、誰かに強いられるなど自分の意思に反してする場合もあるでしょう。私は、長時間労働自体がいけないとは思いません。仕事をしていたら、どうしても遅くまで働かなくてはいけない日もあると思います。
だけどやっぱり、そんな日はできるだけ少ないほうがいい。長時間労働の何がいけないかって、私は「がんばった気になっちゃう」ことだと思っています。
遅くまで働いたり、休日返上で働いたりすると、きっと周りの人はほめてくれたり、心配してくれたりするでしょう。「がんばったね」と言ってくれる人もたくさんいるでしょう。何より、自分で「今日はずいぶんがんばったな」と思うのではないでしょうか。
帰りたい気持ちを抑え、眠気を抑え、仕事をやり遂げたのだから、確かにがんばったのかもしれません。けれど、そもそもどうして今日そんなに働かなくてはならなかったのでしょうか。
長時間労働の前段階には、必ずといって良いほどスケジューリングの失敗や段取りの不備などがあります。それを、長時間働くことでぐいぐいっとなんとかしてるのです。反省すべき点がたくさんあるのに、長時間働いた後は「いやー大変だったよね、自分すごいがんばったよね」という気持ちになってやりきったつもりになってしまうのです。
さて、本人ががんばったと思っているのに、実際には反省点が多い長時間労働。成果物の質も低い場合が多いように思います。関係ない部署の人たちや、他人事だと思っている人たちは「がんばったね」「大変だったね」と言ってくれますが、クライアントさんや上司などは、成果物第一です。質が低ければ、褒めてなどもらえません。
すると「こんなにがんばったのに、会社は認めてくれない」「あんなに遅くまでかかってできなかったんだから仕方がないじゃないか」という思考になっていきます。こうなると、ダークサイドに堕ちるのも時間の問題です。
午前4時になりました。
さっぱり頭が回らないので、続きは後日こっそり加筆します。。。