おひとりさま起業倶楽部

突き抜けた才能はない。何かを極めた訳でもない。だけど、自由に生きるために起業したい!

札幌のおすすめイタリアン

北海道といえば海鮮、ラーメン、ジンギスカン。確かにどれも美味しくて好きですが、それ以外のものを食べることの方が圧倒的に多いです。当たり前ですが(しかし、今夜の晩御飯は家でジンギスカンでした:笑)。実は「札幌フレンチ」という言葉があるんですよね。食材が美味しいし、ミルクやバター、チーズの工房も多い北海道、その中心である札幌には美味しいフレンチのお店が結構多いんです。が、イタリアンも美味しいお店が多いんですよ。

 

私はフレンチとイタリアンが好きです。あまり外食はしない方ですが、イタリアンは何件か好きなお店があります。その中の一つが「Un Piacevole Incontro(ウン ピアチェヴォレ インコントロ)」です。名前長いですね。覚えられないですね。私は30回くらい唱えて覚えました。

地下鉄琴似駅からすぐという好立地。オーナーとホールスタッフは30代男性(友人同士)です。このあたりは腐な女子にも高ポイントなのではないでしょうか(笑)。えぇと、私の中学時代のクラスメイトです。

というと、なんだ身内受けかと思われそうですが、実際、結構お客さんが入っています。オーナーは東京荻窪のイタリアンレストランで10年間修行してまして、私、そこの味も好きだったんです。だからね、本当に味が良くて好きなお店なんですよ。ついでに、友達にも会えるっていうだけで。

なんでも美味しいですが、私は彼が作るデザートが大好きです。次いで前菜かなぁ。でも、ピザやパスタ、肉料理、魚料理もとても美味しかった…。

 

オーナーが「食べ物屋に行ってお腹いっぱいにならないって意味分かんないでしょ」と言っていたのですが、ここの料理は量が多いです。パスタは130gですからね。私はかなり食べる方ですが、いつもお腹いっぱい大満足です。あと、塩気の加減が良い。よしながふみの「愛がなくても喰ってゆけます。」の中に「素材の味を殺さないぎりぎりまで塩を振るのがフレンチなんだって」というセリフがあるのですが、イタリアンもきっとそうだと思うんですよね。ここのお店は塩味だけじゃなくて、他の味もそう。前菜で出るかぼちゃをマリネしたやつ(料理名をいつも忘れる)は、ほっくりかぼちゃが甘くて、でも酸っぱくてとっても美味しい。トマトのコンポートもさっぱりしてるけど甘くて、でもトマトの香りがきちんとした。デザートのグラニテでは、レモンとミントのが好きなのだけど、甘くて酸っぱくて、レモンとミントの香りがして、もうもう本当に美味しい。味や香りがはっきりしている気がします。味が濃いとか、塩辛いとかいうんじゃなくて、たぶん、こういうのを味が立ってるって言うんだと思う。素材の味もちゃんとするし。

 

「愛がなくても~」で「ヘルシーなフレンチくらいつまらんものは無いわね」とも言われていますが、これまたイタリアンでもそうで。ピザならたっぷりチーズがかかっててほしいし、パスタにはたっぷりソースが絡んでてほしいし。お肉料理もがつんと食べたい。カロリーとか言ってたらイタリアンなんて食べないよ!そういう部分をしっかりわかってくれてるお店だなぁとも思うのです。

 

何度か行っていますが、忘れられないのが去年の年末に食べた鹿肉のサルティンボッカ。一口目、一緒に行った友人と無言で悶えました。食べ終わるのが本当に悲しかった。「うまいねぇ…」「いやぁ、うまいわ…」「鹿肉ってこんなにやわらかいんだね…」「塩気が丁度いいねぇ…」「あぁ、幸せの味だー」「幸せだー」と言いながら食べました(笑)。

あと、私が大好きなのが自家製のリモンチェッロクレーマ。リモンチェッロっていう度数の高いお酒(リキュールになるのかな)があって、私はそれが好きでカルディで買って飲んでたのだけど、ここのお店で初めてクレーマを知りました。作る途中で牛乳を入れるようです。これがねー、美味しいんですよ。度数が高いのでお酒が苦手な方は無理しない方が良いのですが、食後にこれを飲むと本当に幸せ。あまくって、レモンの香りがして、とろんとクリーミーで。家で作るには色々ハードルが高いので、やっぱりここで飲むのが一番ですね。

 

先日、ランチに行ってきましたが、やっぱり夜の方がおすすめです。色々好きなものが頼めるし、お酒も飲めるし、夜はピザもやってるし!次は絶対に夜に行こう。